2009年08月24日有姿除却使わなくなった固定資産を処分するときの、会計上の処理を「除却」といいます。固定資産として計上されていたものを費用に振り替えるものです。除却のためには、原則として廃棄処理を行うことが必要ですが、例外として、現状のままで帳簿上の除却を行う方法があります。実際の除却には取壊し費用などがかかるが、取り壊さないで(費用をかけないで)現状のままで帳簿上の除却だけを行う方法です。これを「有姿除却」といいます。 次の要件を満たすものについては有姿除却が可能です。 次に掲げるような固定資産については、たとえ当該資産に解撤、破砕、廃棄等をしていない場合であっても、当該資産の帳簿価格からその処分見込価額を控除した金額を除却損として損金の額に算入することができるものとする。 仕訳例 固定資産除却損 95万円 / 機械装置 100万円 (*)貯蔵品:処分見込価額があるものについてはその見込額を貯蔵品に振り替えます。 2009年08月24日 トラックバックこのエントリーのトラックバックURL: コメントこのページへのご意見、ご感想、ご要望などコメントをお願い致します。 |