2010年07月30日領収証ってなに?領収証というと、税務調査で支払を証明するための資料や、サラリーマンが経費精算のために支払いを証明するための資料という答えが返ってくると思います。 しかし、領収証の本来の意味は、金銭等のお金を払ったことを証明するための資料です。誰に対して証明するかは二の次なのです。 例えば、いつも会社で使う(付けが利く)飲食店で家族と一緒に個人的に飲食したとしましょう。会社の仕事ではないので付けにせずその場で現金支払いしました。個人的な飲食なので経費に落とすつもりもなく、特に領収証を必要としないと思い、領収証をもらいませんでした。しばらくして、会社の経理担当者から、会社の業務と関係のない請求が飲食店からきたがその分は個人で払ってもらいたいという連絡がありました。 支払ったはずではないかと憤慨して飲食店に駆け込み、過日現金で支払ったと主張しましたがお店から証拠の領収書をもらっていなかったため、泣く泣くもう一度支払いました。 ちょっと極端な例ですが、領収証をもらっていないことで、このようなことが起きてしまう可能性もあるのです。 領収証とは、店側が確かに金を受け取ったという証拠です。経費に落とすとか、会社に請求するためとかに関係なく、金銭を支払った場合は必ずもらうべきものなのです。領収証というと大げさになりますが、本来はレジで出てくるレシートと同じ性質のものです。支払った側は受け取った側に領収証の作成を要求できますし、要求されれば必ず作成しなければなりません。 2010年07月30日 | この記事へのリンク | この記事へのコメント (0) | トラックバック (0) |